そっとページをめくる 野矢茂樹

今月のおすすめ本


そっとページをめくる 野矢茂樹

言い間違いや誤字・脱字には、
笑えるものから笑えないものまでありますが、
子供の言い間違いや誤字・脱字は
かわいいものが多いです。

間違いがあったときは
正しい言葉を教えてあげながら
ちょっとずつ言葉を覚えていってほしいです。

一方で、聞き間違い、読み間違いについては、
笑えないものがけっこう多くあります。

明日の運動会の集合時間が
9時だと思ったら8時で間に合わなかったとか。。

大人になってもけっこう
受け手のリテラシーというか、
読解力が昔以上に必要に感じています。

テクノロジーが進化して
フェイクニュースやフェイク画像が生まれたり、
SNSでいろんな人が発信できるようになったから、
情報の見極めをするための「読む力」が
ますます必要な時代なのかもしれません。

おうち時間を楽しむ一つとして、
読書を始めた子供たち。

僕は大人になってから本の魅力に触れたので、
本をたくさん読む子供たちがうらやましいです。

そんなことを思っているときに
図書館で素敵な本に出会いました。

  そっとページをめくる
  野矢茂樹

読むことは考えること、
という副題のとおり、
前半はブックガイド的な要素で
後半のディープな考察、
とくに「『子供の難問』を読む」は
面白かったです。

大人になっても読み間違いって多いですし、
多様化する社会ですから、
自分の解釈と違う読み方があることを知ることも
読書から教えてもらうことは多いです。

こどもといっしょに
そっとページをめくってみませんか。