雑誌やTVで見かける
「●●ママ」や「●●育児」。
憧れを通り越した目線で
見出しだけで「違う」と判断したものには
中身を見なくなってしまいました。
これだけ情報が多い世の中なので、
お部屋の中同様に、情報の整理の大切さを
感じさせられますからね。
けれど、ふと自分の周りには
偏った情報だけになっていないかと
不安になることがあります。
毎日が仕事ばかりになっていないだろうか、
家族のことを蔑ろにしていないだろうか、
子供との接し方はこれでいいのだろうか、
自分に問いかけます。
そんなときは、本を読みます。
ひとつの視点で書かれた本でなく、
短編集などを選んで、
いくつかの視点に触れるようにしています。
本は作品化されているものなので
いろんな視点を、ていねいに細かく描写されていて、
具体的にどうするべきかをイメージしやすく
オススメです。
先日、図書館で借りてきた本がまさに、
複数の家族のかたちを描いた短編集だったので、
ご紹介させていただきます。
家日和
奥田英朗
ネットオークションにハマる主婦、
会社が倒産して家事にハマってしまう夫、
別居で独り暮らしを謳歌している夫の部屋、
などなど、いろんな家族のかたちに触れることができます。
そのいずれもがユニークな設定でありながら、
共感できる部分があったり。
些細なことながらキュンとした描写を
さっそく自分の暮らしに取り入れてみたり。
今までと違う視点を持つことができました。
育児や夫婦のかたちに
「正解」なんてないと思いますが、
ただ、いろんな家族の形を知るだけで、
毎日がちょっぴり楽になるように思えます。
この本は、そんなことを感じさせてくれました。
本は外出先で読むことが多いのですが、
この本は短編集であることに加えて面白いので
一気に読むことができます。
当店では、7月に「おでかけ」を
提案させていただいていますが、
お出かけのお供の一冊として、
オススメさせていただきます!
それでは、ステキな暮らしを!
こどもと暮らし
パパデザイナーの
イチカワでした。