しかし結局、言葉とは『何を言うか』ではなく
『誰が言うか』に尽きる。
その『誰が』に値する生き方をしたい。
これはイチロー選手の言葉ですが、僕はこの言葉が大好きです。
『誰か』になるためには時間が必要で、
時間とともに人間関係を構築したり、
仕事で結果を残すことが必要になってきます。
けれど、生まれながらにして
明確に『誰が』のポジションを確立している人がいます。
それは「親」の存在です。
そう、パパ、ママなのです。
イチロー選手が言っているのは
つまりその存在は大切なメディアである
と僕は解釈しています。
だから、パパ、ママは
こどもにとってまず、1番のメディア
ということになります。
「『誰が』に値する生き方」というところがとくに好きなのですが、
「値する生き方」とは言葉を裏付ける
「暮らし」のことだと思うんです。
「暮らし」が一番顕著にあらわれる場所、
それを家の中で探すなら、
まず思い浮かぶのが、そう、「リビング」です。
こどもは意識しないところで
リビングに育まれているといっても過言ではないのです。
例えば、リビングにお花が飾ってあったらどうでしょう。
そのお花がかわいい器に飾られ
きちんと毎日水遣りをされていて
美味しい食卓を彩っていたら
きっとそれだけでも
こどもの育ち方は変わってくるでしょう。
なぜ、そう想うかっていうと、
お花好きのママの影響を受けて
パパの暮らしが変わったから、
こんな大人が身をもって体験したからそう想うんです。
そうです、
こどもにとってのメディアである前に、
パパにとってのママというメディア
ママにとってのパパというメディア
夫婦がお互いにとって大切なメディアであることも
とっても大切なことに気付かされます。
パソコンやスマホでは調べることのできない、
他に真似してもできない、
唯一無二のメディアを
リビングで育んでいきましょう。
ステキな暮らしのお手伝いができるように
私たちもひとつのメディアとして
精進していこうと思います。
こどもと暮らし
パパデザイナーの
イチカワでした。