掛けたくなる軸

今月のおすすめ本


掛けたくなる軸 山口智子

新生活がスタートして一ヶ月が過ぎて
GWが終わり、こどもの日が終わり、
母の日も終わった今、
部屋の中でソファに腰かけて
コーヒーを一杯。

窓を開けるとちょうどよいくらいの
暖かさのお部屋の中で
お気に入りの音楽をかけながら
前から読みたかった本を
いつもより時間をかけて読みました。

  掛けたくなる軸
  山口智子

女優の山口智子さんのエッセイ。
文章も写真もすごく素敵で、
いい年の重ね方をされているなぁと
ますます憧れを抱くようになりました。

「ちかごろ、闇がむしょうに恋しい」と
床の間や掛軸、墨絵などに興味をいだいているという
山口智子さんの視点・言葉が、
4月~バタバタとかけぬけてきて
ふっと力の抜ける時間のできた
今の自分にズキュンときました。

本の中では、美しい日本の伝統の工芸品が
センスのいい写真と短い文章で紹介されていて、
とくに造り手の想いや背景にハッとさせられます。

いつも使っている、お気に入りのアイテムが
どこでどのように作られたのか、
ちょっとだけ踏み込んで調べてみることで、
忙しい毎日にちょっと違った視点を持つことが
できるかもしれないと思いました。

みなさまもぜひ!

こどもと暮らし
パパデザイナーの
イチカワでした。